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二山治雄インタビュー
~サンフランシスコでの留学生活を終えて~

昨年ローザンヌ国際バレエコンクールで第一位に輝いた二山治雄さんが、先頃サンフランシスコでの留学生活を終え帰国。8月19日に開催される『横浜バレエフェスティバル2015』に出演し、グラン・パ・ド・ドゥを披露します。開幕を控えた二山さんに、ローザンヌ後の日々と今後の展望、舞台への意気込みについてお聞きしました。

インタビュー・文:小野寺悦子

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ローザンヌ受賞後、米国サンフランシスコ・バレエス・クールに留学されていた二山さん。現地での生活はいかがでしたか?
サンフランシスコには去年の9月から今年の5月末まで、全部で9ヶ月間行ってきました。僕が入ったのはトレイニーといって、いわゆるレッスンというよりは踊りメインのクラスです。まず朝のクラスレッスンを受け、それが終わるとレパートリーのリハーサルがあり、その後カンパニーのリハーサルと続く。学生ではあるけれど、スクール生とは少し違って、舞台を前提とした授業を受けました。

サンフランシスコでも舞台に立たれたのでしょうか?
向こうに行ってすぐにリハーサルが始まり、最初の舞台が10月にヒューストンでありました。ヒューストン・バレエのディレクターの振付作品で、ヒューストン・バレエと合同での上演です。ヒューストン・バレエといってもメインカンパニーではなくセカンドカンパニーで、僕たちトレイニーもいわばサンフランシスコ・バレエ団Ⅱといった感じでしょうか。
観客はヒューストン・バレエのスクール生だったり、親御さん、あと一般のお客さんも来ていたと思います。その後インディアナポリスでガラ公演があり、僕は『ラ・バヤデール』のソロルを踊らせてもらいました。

日本とは環境が違い、戸惑いや緊張感はなかったですか?
環境は違っても舞台は同じなので、いつも通り踊れた気がします。ただインディアナポリスの時は舞台の話を聞かされたのが本番の2週間前と急だったので、あまり用意をする時間がなくて……。衣装も学校のユニフォームで踊ったり、あまりいろいろ準備できなかったので、いつもより少し心もとない状態ではありました。

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海外生活で大変だったことといえば?
コンクールでは何度かありますが、長期で海外に行くのは初めてだったので、語学はもちろんいろいろな面で勉強になりました。留学前に一応英語の本を買ってはみたけど、実際現地に行ったら全然話せなかったですね(笑)。
サンフランシスコでは寮に入ってました。食事は自炊です。自炊は初めてでしたが、高校が食物科で料理の勉強もしていたので、さほど困るようなことはなかったです。でも行ったばかりの頃はまだ慣れてなかったし、器具の使い方もわからなかったので、レトルトばかり食べてましたね。時間があるときは、サラダを作ってバランスを取ってみたり。舞台で遅くなる時は、買ってきたもので済ませることもありました。
稽古自体は日本にいた時の方が沢山していたので、さほど大変だという感覚はありませんでした。日本ではいつも学校が終わると電車で長野の白鳥バレエ学園に行き、17時半頃からクラスで基礎レッスンを受け、遅い時は24時、1時まで練習。そのまま長野に泊まって、次の日の朝松本にある学校まで電車で1時間ちょっとかけて通うという繰り返し。大変でしたが、学校を休むということは考えなかったです。たまに、授業中に居眠りをすることはありましたけど(笑)。

帰国してからさまざまな舞台に立たれていますね。
日本に帰ってまず最初に、『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』の全幕でコーラスを踊りました。全三幕で主演を踊らせていただいたのはこれが初めてです。パートナーはNBAバレエ団の竹田仁美さん。パ・ド・ドゥもいくつかあって、ずいぶん竹田さんに引っぱってもらったと思います。
帰国してから本番まで一ヶ月しか時間がなかったので、その間にいろいろ調整をしつつ、同時に作品の稽古もしなければならなくて。今から思えばとてもいい経験だったし、すごく勉強になりましたけど、その時は少し大変でした。サンフランシスコでは基礎というより振りの稽古ばかりしていたので、踊りやすいよう身体にクセがついてしまっていて、まずはそれをリセットする必要がありました。あと少し体重が増えたので、その調整もしなければなりませんでした。

8月19日に開催される『横浜バレエフェスティバル2015』では、畑戸利江子さんとペアを組みサタネラのグラン・パ・ド・ドゥを踊ります。
畑戸さんとお会いしたのは今回が初めてです。ただコンクールなどで以前からよく名前はお見かけしてました。リハーサルは畑戸さんのお教室と白鳥バレエ学園のスタジオで行っています。サタネラはこれまでも何度か踊ったことがありますが、パ・ド・ドゥはお互いのタイミングを合わせなければならないのでやっぱり難しいですね。

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今後のご予定は? やはりサンフランシスコ・バレエ団を目指すのでしょうか?
一応サンフランシスコバレエ団の研修生の契約をいただきましたが、高校がまだ半年残っていて、卒業したいという希望もあり、まだはっきりと決まっていません。

二山さんが目指すダンサー像をお聞かせください。
好きなダンサーはマチアス・エイマン。ラインがキレイですよね。僕自身は、とにかく踊っていられれば幸せです。今の課題は、目の前にあるひとつひとつの舞台をクリアしていくこと。『横浜バレエフェスティバル2015』に来てくださるみなさんにも、楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います。

ローザンヌから一年余りが経ち、ひとまわり大きくなった二山さん。この機会に、世界のトップを極めた踊りを確かめてみてはいかがでしょうか。

 

 

公 演 情 報

二山治雄さんは畑戸利江子さんと「サタネラよりパ・ド・ドゥ」でご出演! 

他、国内外で活躍中のダンサーが多数出演します!!

横浜バレエフェスティバル2015
開催日 :2015年8月19日(水) 18:30 開演
開催場所:神奈川県民ホール 大ホール

横浜バレエチラシ表 横浜バレエチラシ裏

横浜バレエフェスティバルホームページ
⇒ http://yokohamaballetfes.com/

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